新人研修を終えて 社長からメッセージを頂きました
Factory of Dreamsの順先生、美穂先生が、先日、新人研修をしたエルベ・インターナショナル社長の高久さんから、こんな嬉しいメッセージを頂きました。
土曜日はお世話になりました。
新人研修も色々やってきたのですが一番、順君やみほちゃん達に教えていただくやり方が優れていると思います。
どこのコンサルタントよりもしっくり行く内容で素晴らしいなと思っています。
これからも、こう言う仕事が増えるといいですね!
嬉しいですね。
「コンサルタント」と、Factory of Dreamsのスタッフとは、何が違うのでしょうか?
一つには、私たちは、舞台作品の制作を通して、長い時間とエネルギーを注いで、「人」を育てて来たスキルがあります。
もう一つは、「演劇はコミュニケーション」だということです。
お芝居は、セリフとセリフの間にある、あるいは相手の動きの中にある「思い」や「意味」を読み取る表現芸術でもあります。
舞台作品を作っている私たちの強みが、ここにあるのです。
これは、研修の一コマ、「私は木です」の写真です。
1人が「私は木です」と「木」になると、挙手をして、次々、「何か」になっていきます。
1本の「木」から連想されてつながっていくものは、本当に自由で限りなく広げられるのです。そして、そこには思いがけない景色が生まれ、ストーリーが生まれます。
前の人の表現を受け入れながら、自分の発想も大事にしていく所も、ポイントです。
順先生は、それを「Yes and」という手法で受け入れていきます。
演劇作品を作る過程も、劇団クリエでは、この様にしていきます。
だから、役者が伸び伸びと、自発的になるのです。
接客も同じです。
新人さんが、相手(お客様)を受け入れながら自分の感性も発揮しながら仕事をして行けるヒントになるのですね。
研修では、新人同士も肌でお互いを感じながら、信頼関係も作っていきます。
私たちも、彼らが、美容師として、社会人として成長していくのを楽しみにしています。
今回の研修を依頼してくださった社長の高久さんは、劇団クリエのヘア・メークを長年担当してくださっています。
少ない予算の中で、色んなヘアスタイル、メークを生み出すアーティストでもあります。
早替えで着ける髷(まげ)や鬘(かつら)なども工夫して作ってくるクリエイターでもあります。
そして、エルベの経営者でもあります。
高久さんは、年に1度の稽古見で、役者たちの技術的な成長だけでなく、稽古場での居方、外部スタッフさんへの接し方などの成長を目の当たりにして、舞台作品作りの中に、人づくり(人材育成)の「鍵」を見出してくださったのでしょう。
私たちも、この様な研修が広まっていくことを願っています。