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コラム

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私とバッハ大先生② ~インヴェンションー“濃密な愛”~

カテゴリ: 音楽・ピアノ

「私とバッハ大先生」と題して、シリーズで、「時系列」に沿って、バッハにまつわる楽譜、書籍、講座などとの出会いの中で私のバッハへの興味や理解などが深まっていく過程を書く予定でした。

が、「今」感じたことを書きたいとも思ってしまって、②は、昨日のことを書きます。

 

昨日(2026年7月26日)、初めてのバッハ講座を開催しました。

余りにも夢中で、写真も動画もないのが残念です。

お陰様で20人もの方がいらしてくださり、ありがたい限りです。

 

内容は、

・バッハさんってどんな人?~その生涯を家庭の側面から見てみる~

・平均律第一巻 1番ハ長調 プレリュード

・インヴェンョン 4番ニ短調

の3本立て。

 

90分があっという間で、もっと時間が欲しかったです。

いえいえ、いくらあっても足りない!!

そして、また、私の中で、思いが深まってしまいました。

 

■その中で、今回は、インヴェンョンについて書きます■

 

その前に、プレリュードを聴いて、受講くださった方々がそれぞれに感じたことを、自分の言葉で述べてくださったことも、ちょっと書きたいと思います。

「ずっと同じ音の形が続くのに、感じがかわっていく所がすごかった」(小5)

「長調なのに、淋しい感じがした」(小4)

「公園の湖の情景の様だった」(大人)

「空を飛んでいる様に感じた」(大人)

「朝から始まって、一日が終わる表現に感じた」(大人)

 

音楽は、それぞれが、自分の心で感じることが一番大切だと、私は思っています。

それぞれに、私が弾く音楽から感じ取っていただけるものがあった。

それだけでも今回の講座の意味はあったのかなと思いました。

 

さて、インヴェンションは・・・・

「聴いて感じる」だけでは、なかなか理解出来ない部分があるという話をしました。

音楽が好きな大人の方も、これから勉強を深めていく子どもたちも、バッハの音楽を理論的に理解していくことで、更に楽しみが増すという観点から、インヴェンションについて、お話をしました。

 

まず、2小節で一つのかたまりになっているサブジェクトを追ってみる。

カデンツを感じる(ヘミオラや半終止、偽終止も含めて)

↓

調性の変化

 

今回は、時間の都合で、ここまでしか話が出来ませんでした。

 

ちょっと出て来るポリリズムの面白さ

サブジェクトの音型の変化やゼクエンツのもたらす効果

平行調や属調への移行の仕方(4度進行の情緒的役割も含めて)、属調から原調への戻り方

などにも触れたかったのですが、割愛せざるをえず、とても残念でした。

 

この講座の後、残っていた高校生が、「バッハは、祈りがあって、とても美しく心に響く」ということを言ってくれたので、

「そうなんだよね。本当に美しい。音が美しく響く様に作られている」

と、小節の頭の音をつなげて弾いて聴かせました。

「ね、美しいよね」と。

 

その時、私は、ふと、

「バッハさんは、こんなことも音楽を美しくするにはとても大切だと、子どもたちに教えたのだろうか」と思ったのでした。

 

そして、インヴェンションは、彼の息子たちへの、そして音楽への、「濃密な愛が沢山詰まった作品なのだ!!」と、また一つ、私の中での思いが加わりました。

 

それは、自分の存在を誇示したり、地位や名誉を得るためではなく、誠実で真摯な、彼の生き方そのものであると、再認識するとともに、もっとバッハと向き合いたいと思った瞬間でした。そのために長生きしたい!!と。

つづく

私とバッハ大先生①

カテゴリ: 音楽・ピアノ

苦手な方が多いバッハですね。

私が大好きで尊敬してやまないバッハ大先生との様々な出会いを時々書きたいなと思って筆を執りました。

 

私が初めて弾いたバッハの曲は、インヴェンションでした。

小学6年生の時でした。

何の前知識もなく、次のレッスンで楽譜を用意して弾いてくる様にとのことで始めたバッハでした。

さっぱりわからないまま、でも、楽譜を見ながら何回も練習すれば、何となく弾けたので、一生懸命に練習している日々でした。

 

それから、三声シンフォニア、平均律へと進む訳ですが、「なんか良くわからないけれど、兎に角楽譜通りに弾く」これが、当時の私であり、レッスンでした。

そして、きっと多くの方が同じ様にレッスンを続けて、何となく難しい、よくわからない、苦手、と思っている方も多いと思うのです。

 

大きな転機は、大学生になってから、作曲家の大木英子女史の門下になったことです。

バッハのインヴェンションは、サブジェクトとコントラプンクトから成り立っていると、初めて教えて頂いたのでした。それまで、何となく感じていたことが、はっきりと形として理解出来た瞬間で、今でも強烈に覚えています。(まずは、モチーフを見つけて、どう展開されているかを見極めることが大事なのです)

数学の論証で、何となく同じ三角形なのは見てわかるけれど、理詰めで合同が証明された時の爽快感に似ています。

目から鱗とはこのことです。

 

プレリュードと小フーガ、インヴェンション、シンフォニア、平均律と段階を踏んでバッハの構築性のすばらしさも含めてしっかりと教えて頂いたのも、間にスカルラッティやフランス組曲なども織り交ぜながらレッスンを進めて頂けたのも、大変ありがたかったと思っています。

 

大木先生は、その師である、リストの孫弟子だという「イタリア人のおじいちゃん先生(大木先生がこう表現されていた)」から、多くを教えて頂いていたと常におっしゃっていました。幸運にも私はそれをおすそ分けして頂けたのでした。

 

大木先生からは、その出会いが無かったら、今、ピアノの先生をしていなかったと断言できるほど沢山のことを授けて頂きました。そして、非常に楽しく有意義な日々でした。

 

それでも、やはりバッハは難しく、練習は大変でした。

「バッハは疲れます」と先生に話した時、

「そう?私はね、疲れた時はバッハを弾くの。そうするとね、バッハ先生がそばで話しかけてくれている様な気がするのよね。特にイギリス組曲は模様の様に美しい。」

そうおっしゃるのでした。

疲れた時にバッハ!?

こんな複雑なの、無理!!

 

そう思いながらも、大木先生とのレッスンの日々が、やがて、バッハ大先生をとても親しみ深く、私自身の人生の傍らにいてくれる大切な存在へとつながっていくことのきっかけになるのです。

 

つづく

 

 

つくばみらい市のチェロ教室

カテゴリ: 音楽・ピアノ

みらい平駅隣のStudio Factory of Dreamsでは、1月からチェロ教室が始まっています。

昨年12月のピアノ・音楽クラスの発表会のゲストにチェリストを招き、子どもたちと共演して頂いたことがきっかけで、「チェロを習いたい!!」という声が上がりました。

 

1月に体験レッスンをして、そのままレッスンが始まりました。

講師は、チェリストの安井総太郎先生です。

 

cello2

 

cello1

 

先生のお人柄は、優しく柔らかく深みのあるチェロそのものの様です。

小さい生徒さんには、目線を合わせてご指導くださいます。

大人の生徒さんとは、最近、デュオも楽しんでいる様です。

 

私たちFactory of Dreamsのレッスンは、「ゆっくり 楽しく そして本物を」をモットーにしています。

それにピッタリの先生です。

 

以下は、体験レッスンを終えて、大人の生徒さんからのメッセージです。

 

昨日のチェロ教室体験は、とても楽しかったです。

安井先生の音色がとても美しく、感動しました。

私はチェロは持ってはいますが、弾けるとは程遠いレベルです。

〇〇〇で集団レッスンを受けていましたが、音をどのように出してどう繋げていくかを丁寧に教えていただいたのは初めてだったので、ちょっと、世界が変わるくらいびっくりしました。

 

また、小学4年生の生徒さんは、

「難しいけど、楽しい!」とレッスンの感想を伝えてくれました。

彼女は、毎回チェロを背中に背負って、ニコニコしながらレッスンにやって来ます。

 

やっぱり音楽って、毎回のレッスンに「音楽する楽しさ」があって、レッスンが待ち遠しくなくちゃ!!ですよね。

 

更に、今月には、ミニコンサートがあります。

先生は、それぞれの生徒さんと一緒に弾いてくださるそうです。

実は、先生の演奏も、とても楽しみにしています。

つくばみらい市のピアノ教室 Factory of Dreams ピアノって何のために習うの?

カテゴリ: 音楽・ピアノ

先日、双子の大学生の教え子が遊びに来てくれました。

昔話に花が咲き、教育論、人生論、彼らが目指している仕事(看護師)について、その中でどんなことがやりたいか、などなど、実に多岐に亘って、一緒に語り合いました。

 

彼らとの話の中で、嬉しかったことが沢山あります。

主なことは、下記の様なことです。

一つは、彼らが、自らの頭で考えたり、心で感じたり、傷ついたり迷ったり悩んだりしながら、ポジティブに生きているということ。

もう一つは、音楽などの芸術は何のために存在するのか、小さい頃から共に過ごした時間の中で、しっかりと感じ取り、人生の根源的な大切なことと結びつけていること。

そして、自分はどうありたいかを求め続けていること。

 

思い出を語る中で、ピアノ教室なのに、歌ったり踊ったり、アンサンブルをしたり、伴奏をしたり、小さい子の発表会のお手伝いをしたり、本当に盛りだくさんで楽しかったというのです。

 

そして、最も心に残っているのが、プロのオーケストラと、ピアノコンチェルトのコンサートをしたことだそうです。

「音楽は、誰かと歓びを分かち合うためにある」という信条の元、

「子ども時代に、良い大人と出会わせてあげたい」

「ひたむきに音楽と向き合う機会を作ってあげたい」

そんな思いから、コンチェルトのコンサートを5年に一度、記念コンサートとして開催してきました。

 

上原が主催していたクリエ音楽教室では、優劣を競うのではなく、音楽を感じ自分らしい演奏が出きることを大切にしてきました。

それは、表現することの本質でもあり、私が大切にしている人生観の根底にあるものでもあるのです。

コンチェルトのリハーサルや、本番でも、それぞれが、他の演奏者にもエールを送り、リスペクトする姿は、心が温まります。プロのオケのメンバーも、子どもたち一人一人を温かく見守り、寄り添って演奏してくださいます。

みんながこんな風だったら、世界はきっと平和なのに、と、いつも思うのです。

 

「それにしても、本当に二人共練習をしてこなかったね~。お母さんに、練習しないならやめなさいって言われなかったの?」と聞くと、

「やめなさいとは、言われなかった。」

顔を合わせて「ね」と言うのです。

「言われなくて良かったね~。」

やめていたら、今の彼らの、音楽を楽しむ日々は無かったですからね。

「お母さん、ありがとう」ですね。

 

妹のHちゃんは、楽譜を見て弾く派。

兄のT君は、気持ちいい音を探して弾くのだそうです。レパートリーの中心はJポップ。

実習先の施設でピアノを弾く機会があり、とても喜んでくれたと話してくれました。

音楽療法にも興味があるけれど、そして、そんなことを仕事にしたいけれど、まだまだ日本では、ボランティアという感覚が強いことや、大学や専門学校にも、音楽療法科がないことも、話題になりました。これからきっと学ぶ場も出来て来るだろうし、仕事として認められる様になってくると思うけれど、それまでは、ボランティアであっても、やっぱりさあ、音楽を通して元気になってもらえたり、喜んでもらえるとか、看護師の仕事の合間にでも音楽が出来るっていいよね、という様な話もしました。

 

音楽って、やっぱり、人と競うためじゃなくて、豊かになるためにある。そして、人は、心が動いた時に、「生きている喜び」を感じ、「生きていて良かった」と思うと、この年になっても思っています。そう、ピアノは、豊かになるために、習うのだと、私は強く思い続けています。

彼らが、ピアノを弾くテクニックや理論だけでなく、スピリッツも学んでくれていることが、何よりも嬉しかった、二人の訪問でした。

 

Taisei Hitomi

つくばみらい市のピアノ教室 ~発表会曲のアレンジを終えて~

カテゴリ: 音楽・ピアノ

12月8日のノバホールで開催する、音楽・ピアノクラスの発表会の楽譜を、今回も書きました。

オリジナル曲と、アレンジと半々くらいでしょうか。


一昨日、昨日と、プログラム最後の2曲のレッスンをして、音になったものを聴いて、改めて思うことがありました。

チャイコフスキー作曲「くるみ割り人形」より、雪の精のワルツ、そしてルロイ アンダーソン作曲「そりすべり」です。


一昨日は、チェロと打楽器を加えて、「そりすべり」を合わせました。

メロディはもちろん、擬音や、チェロのオブリガード、そして、曲の途中のブレイクや、後半の変化など、実に楽しく、レッスンしていてもワクワクして来ます。


そして昨日は、「雪の精のワルツ」の合わせでした。

指導担当の奏子先生が、「すごくいいアレンジです」と、オーケストラスコアから落としたピアノアレンジ譜をほめてくれていたので、どこが良いのかなというのも、ちょっと気になっていました。

そして、再認識したのが、チャイコフスキーのオーケストレーションの凄さです。

ピアノ譜に落とす力では無いです(笑)

 

雪の精の儚い美しさ、繊細な煌びやかさと、その底に流れる中低音の暗示的な音。中音のメロディに重ならず美しく鳴る、高音の細やかな音たち。それらを、そのままピアノ譜にしただけで、厚みのある華やかな曲になっていたのです。


逆に、そりすべりは、弦楽器と金管楽器の掛け合いなどは、本来は面白いのですが、第1ピアノと第2ピアノの掛け合いですと、同じ音色の音が重なってしまって、今一なのです。

中音部のメロディも、後打ちとかさなってしまうし・・・・だからと言って音域を変えると、違うアレンジになってしまいます。実は、なかなか苦戦しました。


レッスンの後、奏子先生と、夕飯を共にしながら、オーケストレーションについてや、子どもたちにさせたい音楽経験についてなど、多いに語り合ったのでした。

チャイコフスキーの3大バレエシリーズとかも、発表会でやりたいねえなどと、夢もまた膨らんだのでした。


コンクール!コンクール!!

それも良いかも知れないけれど、友だちの音を聴いて合わせたり、ちょっと待ってあげたり、バランスを取ったり、こんな経験も大事だよね。

でもね、「入賞」とか、「予選通過」とか、目に見えるけれど、「経験」って、目には見えないからね。

子どもたちが大人になった時に、この「経験」がいかに豊かで貴重だったか気づくと思うけれどね。

 

 

 

つくばみらい市ピアノ教室  両手奏の苦手意識の解消法

カテゴリ: 音楽・ピアノ

かつてピアノを習ったことがある保護者の皆様がピアノの練習で大変だったこと、そして先生方が苦労する所、多分、両手奏ではないでしょうか。

多くの方は、片手なら弾けるのに、両手だと難しいですよね。

それは、そうです。違うことをそれぞれやるのですから。

すごく頭を使いますよね。

 

実は、これ、リトミックの手法で、簡単に解決します。

何故か、リトミックはリトミック、ピアノはピアノって考えられがちです。

それを一つの流れで捉えてレッスンしていくのです。

難しい部分の両手のリズムを先生は、両手で弾きます。

別に、その曲じゃなくても、リズムステップみたいに即興で良いのです。

1.まずは、「聴く」ところから。

2.次に、聴きながら、それに合わせて簡単な方のリズムを敲く

3.両手でスティックなどでトレーニングする

4.ピアノでそのリズムのみ弾く。

  例えば、左手がドで右手はミなどでもOK

5.少しずつ本来の音で弾いていく

すぐ出来そうなら、4.から始めても出来ます。

メロディとリズムと一緒だから、難しいのですね。

リズムに特化するのです。

リズムが出来たら、少しずつメロディックにしていくのです。

「おお、すごいね、出来たね」と魔法をかけながら(笑)

 

近々、インスタに動画を上げますね。

 

あまり器用ではなくて、時間がかかる生徒さんも、この方法で、必ず弾ける様になっていきます。

この積み重ねは実力になっていきます。

そして、小学4年生くらいになると、ピアノが弾けることがその子の自信になっていきます。

不器用な子ほど、誰でも弾ける訳ではない「ピアノ」というツールを通して、人生が変わっていくのを、どれほど見て来たことでしょう。

 

ピアノが上達する魔法、人生を変えていく魔法、色々とあります。

知りたい方には、喜んでお教えいたします。

つくばみらい市のピアノ教室  グルーブとかノリとかフレーズ感とか

カテゴリ: 音楽・ピアノ

Studio Factory of Dreamsの生徒さんたちは、「音楽する」のが当たり前になっています。

それは、きっと生で身近に先生の演奏を見て聴いているからだと思うのです。

 

教室にはグランドピアノが2台あって、いつも先生は生徒の隣で「普通に」弾いているのです。

生徒さんたちは、それを「普通に」見て聴いているのです。

先生の体と手の動きやその使い方と、聴こえてくる音が一つになって、更に、程よい広さの空間に響く感触も「普通に」経験しているのです。

彼らは、見たり聴いたり感じたりしているものが基準値になっているのですね。

 

こんなエピソードがあります。

ある生徒さんが体験レッスンに来たときのことです。

まだまだ初歩でしたので、一緒に弾いてあげようと隣のピアノでアルペッジョをバラバラっと弾くと、お母さんが息を呑む様にビックリした表情になりました。

イントロを付けて、「さんはい」と一緒に弾いて、弾き終えると、しばし、お母さんは固まっていました。

 

レッスンが終わると、

「先生が子供と一緒に弾いてくれたので、ビックリしました。」

と。

 

私は、

だって、「どれど~」と弾いても、どんな「どれど~」かわからないでしょ。

だから、曲の感じを子どもがつかむために、初歩の生徒さんとは一緒に弾いているんです。

まず、どんな曲なのか、沢山音を加えて、可能な限りの演奏をして聴かせるんですよ。

そして、一緒に弾くんです。

そんな話をしました。

 

同じ曲でも、伴奏が変わると、曲の表情が変わることも、言葉では無くて、音から感じ取っていくのです。

どんなシンプルな曲でも、体の中がグルーブしていたり、ノリを感じていたり、フレーズを理解していると、音楽が楽しくなるのです。

いえ、これが、音楽なのです。

ただ楽譜を見て弾くのが音楽ではないのです。

 

それをどう教えるか。

いえ、これは、教えるものでもなく、心と体が感じ取っていくものなのです。

そして、上達してから教えるのではなく、「どれど~」しか弾けない時だからこそ「普通に」そのような環境に身を置くことが大切なのだと、声を大にして言いたい。

 

楽しくレッスンするとは、子供にやさしく接することではなくて、豊かな音楽経験を与えることなのです。

つくばみらい市みらい平のピアノ教室  使用テキストの「こだわり」

カテゴリ: 音楽・ピアノ

Studio Factory of Dreamsは、みらい平駅のすぐそばです。

 

TXで、みどりのから3分、万博記念公園から6分、研究学園から9分、つくば駅からも12分です。

守谷から5分、柏の葉キャンパスから12分、流山おおたかの森からも15分と、沿線の各駅からとても来やすいです。

「電車だと早い!!」と、最近は、電車で通って来てくださっている生徒さんも増えています。

 

そんな、便利な場所にあるStudio Factory of Dreams、

どのクラスも、色んな「こだわり」を持ってレッスンをしています。

だからこそ、少し遠くても電車に乗ったり、いくつも他の教室を通り過ぎたりしてレッスンに来てくださるのでしょう。

 

今日は、ピアノクラスで使用しているテキストの「こだわり」について、お話したいと思います。

 

Factory of Dreamsのピアノクラスでは、少しピアノが弾ける様になると、メインのテキストとして、トンプソンを使っています。

それには、確固たる理由があります。

 

トンプソン1を眺めてみたいと思います。

このテキストで、子どもたちが、どれほど沢山の音楽的な技術やセンス、そして、楽しさ、興味、更に目を世界に広げていく素地などを身に付けられるかと思うと、ため息が出るくらい偉大な、そしてすてきなテキストだなと思います。

 

理由1

両手の音の配置がちゃんと考えられていて、ピアノの音が美しく響き、音のセンスが磨かれる

 

左手がブロックで「ドミソ~」と、汚い音をガシャーンと弾く曲が無い

最初に出て来るブロックは、「ファラド」で、3拍子の後打ちで「ウントントン」の形で出て来るので、

自然に指先に神経が集中し、きれいなブロックが弾けるように考慮されている

 

 

理由2

初期の段階では5本の指に5つの音という形が殆どで、指使いの癖がつきにくく、手の形も無理無く作ることが出来、小さな手でも弾きやすい

 

 

理由3

多様な拍子感が体験できる

 

3拍子、8分の6拍子、アウフタクトなど、日本人が苦手なものを初期の段階から経験できる

こちらも挿絵のヒントと共に、回る、弾む、揺れる、柔らかなビートとしっかりしたビート、タッカタッカのリズムなど体感しやすい

 

 

理由4

初期の段階から、和声的にも豊かな経験が出来る

 

シンプルであるにも関わらず、借用和音やその代理和音、半音階的な経過音などもあちらこちらに散りばめられていて、

小さな楽曲でありながら上質な音楽が多い

 

 

理由5

曲のイメージが明確である

 

タイトルや挿絵のヒントも含めて、どんな曲なのか、子供がイメージしやすいので、

「こう弾きたい」という思いも持ちやすい

指導者が音を足して弾いて聴かせたり、ワクワクする話を一緒にしたり、共感することで、更に子どもたちはイメージを膨らませられる

 

 

理由6

各ページに、非常に幅広く示唆的な説明があり、テクニックと音楽性が一体になって得られ、

子どもたちが、歴史や外の世界にも興味を持てる

 

 

理由7

各曲が短い

 

殆どの曲が、非常に短くシンプルなので、達成感が比較的短時間で感じられる

曲を捉える力がついているので、発表会などで長い曲に取り組むときも、逆に苦にならない

 

 

理由8

トンプソンの英語版も日本で手に入り、英語のリズムで歌える所も大きな魅力

 

英語で歌うと、言葉のリズムが、そのまま音楽のリズムになっていることが経験出来、本来あるべき音楽の姿が見える

機会があったら、詳述したいが、これは、音楽を理解し表現するためには、とても重要な部分であるにも関わらず、日本ではあまり重要視されていない

 

 

子どもたちが、色んなことを想像出来て、それが音楽と結びついて、その音楽のルーツや、その周囲にある風土や文化などもイメージしやすい所もこのテキストの素晴らしい所です。

しかし、そのためには、指導者の提言や共感もとても大事です。

 

Factory of Dreamsのピアノのレッスンでは、バイエルやピアノドリームなどは使っていません。

子どもたちにとって一生もののレッスンは出来ないからです。

 

長年子どもたちを教えて来て、誰が海外に出ていくか、世界を相手に音楽や表現する仕事をしていくかなんて、

子どもたちが小さい頃にはわからないとしみじみと思います。

そして、これから益々世界は狭くなっていくことでしょう。

私たちの教え子が、広い世界に出たときに、そこで通用するものを、授けておいてあげたいと思うのです。

 

熱く、沢山語ってしまいましたが、

私たちは、「今」だけでなく、「未来」も視野に、そして、「世界」を視野にレッスンしているのです。

 

 

最後に、トンプソン1の1曲目の日本版とオリジナル版を掲載します。

特に英語の歌詞に注目して欲しいです。

フレーズの終わりが韻をふんでいたり、「耳(最初に出て来る)」と目と手をトレーニング(育てていこうね)するって、日本語では書いてないですね。

そして、言葉の強弱がそのまま音楽になっているのです。

日本人が日本語で音楽を学ぶって、こういう大きな壁があるのですね。。。。。

ふう~

 

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みらい平のピアノ教室   沢山の音楽経験を

カテゴリ: 音楽・ピアノ

7月に、つくば市のノバホールで開催する発表会のために、絶賛準備中です。

今日は、4歳児クラスのお友だちのために、オリジナルの楽譜を書きました。

 

世界旅行で、アフリカのサバンナに行って、動物たちと出会う曲です。

使う音は、片手が3~5音両手を合わせても、数個です。

まだ習っていないポジションや、左右が平行で動く音、黒鍵も使います。

それも新鮮で楽しいのです。

 

作曲する時は、曲だけでなく、ステージ全体の構成も含めて色々と考えます。

子どもたちが、興味を持って、イメージを膨らませられるステージになること。

ちょっと難しいことにも挑戦出来て、達成感を味わえること。

自分の曲を弾くだけでは無くて、お友だちが弾いている時に、曲に合わせて表現をしたり、一緒に音楽や、そのシーンを作っている感覚を経験出来ること。

4人で作る、ちょっとした音楽劇の様な感じですね。

 

楽譜を掲載しますね。

 

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1枚目:キリン

2枚目:シマウマ

3枚目:ゾウ

4枚目:ライオン

です。

 

「キリン」の曲は、親子でゆったりお散歩。

すると、広~いサバンナが見渡せます。

 

どれも、そんな風にイメージしながら書いていくのです。

先生のピアノが、子どもたちの音をまたいで、豊かに表現していきます。

子どもたちも、何も言わなくても、ちゃんと耳で聴いて合わせて、心で沢山感じるので、どんどん表現力がついていくのです。

 

子どもが少し成長して、音に広がりを持たせたい、緊張感を出したい、などと思った時に、その方法(体や手の使い方)を教えるのです。

 

こんなFactory of Dreamsでの経験は、

無理に教えなくても、音感、リズム感、グルーブや表現力、他の楽器とのアンサンブル力などが身に付き、

希望があれば、コンクールで多くの生徒が入賞出来るのですね。

そして、どの生徒も、コンチェルトでソリストが務まるくらい上達するのです。

 

その原点が、これらの楽譜と2台ピアノでのレッスンにあるのです。

みらい平のピアノ教室   発表会の楽譜

カテゴリ: 音楽・ピアノ

7月の発表会では、2台ピアノでのアンサンブルをします。

4人で8手連弾です。

 

score

 

これは、子どもたちのための手描きのアレンジ譜です。

B4サイズの16段、18段のこの五線紙は、長年愛用のものです。

 

何と、今時手書き・・・・・

こんな大変な作業、これからは、AIがやってくれるのでしょうか。

 

いいえ!!!!!

一人一人の生徒の顔や、友達と楽しそうに弾いている姿を思い浮かべながら書く作業は、AIには出来ないですね。

 

「ここは、〇〇ちゃんの聴かせどころにしよう。ちょっと難しいけれど、頑張れるかな。」

「ここは、6度の並行で△△ちゃんなら弾けるかな。それとも、□□ちゃんと分けて弾いた方が良いかな。左手は、この配置だとどんな響き方になるかな。」

「ここは、華やかに高音の16分音符を入れて、2ndが、チェロっぽくメロディーを入れたら、2人ともやりがいを感じるかな。音楽的にはどうかな。」

などなど、実にいろいろなことを考えて、生徒全員分のアレンジをしています。

 

時に追い込まれながらも、生徒たちが弾く姿を思い浮かべながら書くのが、実はとても楽しい時間なのです。

また、頭の中に4パート8手分の音を鳴らしながら書くことも、心充たされるひとときなのです。

 

この横長の五線紙は、音楽の流れが目に入るので、縦長の五線紙よりも使いやすいのです。

アナログなピアノの音が、このアナログな五線紙からは、とても良く聴こえてくるのです。

ここも、実はこの作業の大きな理由の一つで、そろそろパソコンで作業しようと思いながら、結局、今回も、手書きで書いています。

 

世界でたった一つの、それぞれの生徒のために書いた楽譜を使って弾いた思い出が、やがて、大切な宝物になってくれたらなあと願いながら、今日も机に向かいます。

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