ヒューマンベイシス(リトミック)クラスが優遇されている訳
Studio Factory of Dreamsの0歳から4歳までのクラスには、優遇措置があります。
そして、それには、私たちの「願いと思い」が込められています。
どんな優遇措置かと言いますと、
【1】入会金が免除になります。
これは、その後、ピアノやダンスなどのクラスに上がる時にも適用されます。
【2】上のクラスに上がる時の体験レッスンが無料で何クラスでも受けられます。
【3】更に0歳児のクラスは、設備費も免除になります。
私たちの「思いと願い」
Studio Factory of Dreamsの開講当初、講師それぞれの専門性を生かしたレッスンをしていく予定でした。
スタジオのロゴには
---Dance Piano Art and Musical---
と書かれていることからもわかります。
そして、もちろん、今もそうしています。
しかしながら、レッスンをしていく中で、生徒さんたちの能力を大きく伸ばしていくには、「その前」がとても大事だという事を、レッスンの中で実感していったのです。
その前=7歳までです。特に4歳までが、表現芸術だけでなく、人生そのものに大きく関わっていることを私たちは目の当たりにして来ました。
この時期を逃さないでほしい!!
その思いと、一人でも多くの生徒さんが、表現することの楽しさや、人生の豊かさを自分のものにして欲しいという願いが、この優遇措置には込められているのです。
SNS上には沢山の情報とキャッチ―なコピーが溢れています。
それらに惑わされることなく、
「人間は、どんな順序で育っていくのか」
を知り、かけがえのない、そして2度とやってこない幼児期の過ごし方を選んで欲しいなと願っています。
つくばみらい市の脳科学の裏付けに基づいたレッスンをしている幼児教室
私(上原)は、こどもたちとの関わりを持つようになるまでは、「人が人たる所以」を、哲学や宗教や歴史的な観点からしか見てきていませんでした。そして、子どもはその対象ではなく、人間=大人でした。
大手音楽教室の幼児科講師として採用され、現場に出るまでの間の研修で、「4歳は耳が育つ時期」と、初めて知りました。
(当時の私にとってはとても衝撃的なことでしたが、実は、赤ちゃんはママのお腹の中にいる時から音を聴いていて、五感の中でも最も早く成長してしまうという事をその後、知ることになるのですが)
幼児科の講師になって、「なぜ幼児期なのか」ということが気になり始めました。自分自身が遊びの中で所謂音感というものを身に付けたり、即興で曲を作ったりするのが普通でしたが、それが出来ない音大出身の先生方が非常に多い事の裏付けもしたいと思いました。彼女たちの受けた教育と、私が育ってきた環境の相違点は何か、そしてこれから子どもたちに何をどう指導していくべきかという模索がありました。
以後、絶対音感を身に付けるための本や早期教育の本など、書店や楽器店で目にしたものを購入しては読みました。
ある書物に「絶対音感の臨界期は脳の言語野が確立する7歳」とありました。7歳までに絶対音感が身に付かなければ、生涯絶対音感を持つことは無いというのです。言語も7歳までに母語が取得出来ないと一生話すことが出来ないと書かれていました。3歳まで育った地域の方言が、一生声紋から消えないというのもかなり衝撃でした。
また別の書物では、楽しい日々は、創造脳である右脳を活性化させることも知りました。そして右脳では、脳の奥深く記憶され、その容量も左脳に比べてはるかに大きいことも知りました。そして、それらが感性や論理思考にどの様に結びついていくかと言うことも関心の対象でした。
やがて、音感もリズム感も身体感覚も、そして人格形成の基礎も、人生の本当に初期の限られた幼児期に臨界期が来てしまうことを知り、この時期の教育こそが、人生を左右すると確信したのです。ピアノ教室やダンス教室に通う前、勉強を始める前こそが重要だと。
気づけば、私のレッスン対象は、どんどん年齢が下がっていったのでした。
当然、周囲ではどんなレッスンをしているのだろうか?どんな幼児教育が注目されているのだろうか?と気になります。今は、ネットでも色々と検索出来ますので、色んな情報も入ってきます。実に様々なレッスンが存在しますが、教育を脳科学的な見地から構築しているレッスンプログラムは見当たりません。あるのかも知れませんけれど。
リトミック研究センターでの4年間の学び、リリーキンダーワールドナーサリーでの30年ほどのリトミック教室での模索、クリエ音楽教室での35年のレッスンの積み重ね、書物から得た知識と考察、それらを重ね合わせながら、以下の結論に達して行きました。
シンプルだけれど上質な音楽を聴き、それを脳が受け止め、心地よいと感じる。その音楽に合わせて揺れる・歩く・走る・跳ぶなどの表現を通して、音感やリズム感も含めた五感、身体感覚を育てる。
それは、幼児期にしか出来ないのです。
一言で言うなら、脳と体(感覚も含めて)を結びつける作業は、この時期に!!ということでしょうか。これは、生きていくための基礎、人としての基礎でもあるのです。そこをしっかり育てて、次の年齢のステップに進みたい。
それが、私たちがヒューマンベイシスのレッスンにこだわる所以です。リトミックではなくて、ヒューマンベイシスなのです。
このことについては、下記をご参照ください。
https://factoryofdreams.co.jp/column/102-hb/386-2023-12-20-02-01-40
これらが、脳科学を裏付けとして求めるきっかけ、そしてヒューマンベイシスと言うレッスンに辿り着いた大まかな経緯です。
ご興味を持っていただけましたら幸いです。
つくばみらい市の幼児教室 大分に出張レッスンに行って来ました
8月後半、私たちFactory of Dreamsのスタッフは、5日間、大分県佐伯市に滞在し、様々なワークショップをして来ました。
これは、つくば市出身で佐伯市在住の大西衿沙さんの実に熱心な各団体への働きかけで実現しました。
1日目は、別府温泉を堪能。
そして、2日目は、子育て支援室主催の0歳児から3歳児までのヒューマンベイシス・リトミックワークショップでした。
大西さんが、「こんなことをやりたい」と、子育て支援室長に電話をすると、何と、5分ほどで、この企画が決まったそうです。
「とにかく、本物、良いものを佐伯の子どもたちにも経験してもらいたい!!」そんな彼女の熱意が伝わったのでしょう。
当日、会場のさくらホールを訪れると、
程よい広さのお部屋、そして、「絶対に借りたかった」という、スタインウェイのフルコンサートグランドが!!
ピアノは、良く手入れをされていて、私の思いをとても良く表現してくれます。お部屋も程よい響きがあり、更にピアノの音が生きて聴こえました。
私たちも実に楽しく、そして心が癒されたひと時になりました。



以下、沢山ありますが、皆さんの感想を掲載いたしますね。
数時間の関わりで講座を通して
上原先生がピアノや音楽を愛していること
みほ先生が人やダンスが大好きなこと
順先生が素晴らしいアーティストでみほ先生やクラスのみんなをあたたかくフォローしていることが伝わって
私も人と人との関わり方がすごく勉強になりました(参加者の感想)
ヒューマンベイシスリトミック参加者感想
<ねんね・はいはいクラス>
・子どもがスカーフをとても喜びました ×2人
・豪華なピアノの演奏で体を動かせて楽しかったです
・ピアノの演奏と手遊びが楽しかった
・本物のピアノと一緒にできたことが嬉しかった。
・ピアノが素晴らしくてずっと観ていました
・絵本をリズムにのって読んでいたのが良かった × 3 人
・子どもがノリノリになり、眠たくなる時間だったのに寝なかった
・「だるまさん」の絵本が良かった。子どもが好きでよく家でも読むが、ピアノと一緒に読
んでもらってとても良かった。
・全部良かった!!また参加したい
・家でも読み聞かせはしているが、絵とピアノと読み手という特別なメンバーで全く違いま
した。親も癒やされました。
<あんよクラス>
・とても楽しかったです!佐伯でのトミックではなかったようなリトミックを体験できま
した。ピアノの生演奏がとてもよかったです。楽しかったです。
・とてもたのしかったです。もっと佐伯に来て欲しいです。
・久しぶりに子どもと一緒にうたや本を見て楽しみました。子どもは人見知りですが、とっ
ても積極的に遊べました。ありがとうございます。
・テレビや YouTube で色々なモノが見れますが、本物をその場で感じることができて、と
ても楽しそうでした。集中して楽しむことができたと思います。今後も続けてほしいです。
ありがとうございました!
・歌を歌ったりおどったりする事が好きなので、とても楽しかった。
・初めてのリトミック参加でしたが、とても楽しくあっという間でした。音楽好きな娘も始
終楽しそうでした。ありがとうございました。
・1 才 4 ヶ月なので、まだするのは難しかったけど、周りの人をじっと見つめていて脳の活
性になったと思います。
・今日は遠い所ありがとうございました。最初「はじめまして」の場で戸惑っているようで
したが、先生方の優しく明るいお声掛けに、次第に楽しむ様子が見られ、嬉しかったです。
子どもとの関わりの中に取り入れたいと思います。
・生のピアノの素敵な伴奏やかわいいイラストなど、大人も子どもも楽しめました
本人も音に合わせて動いて楽しそうでした。
・楽しく参加できました。子どもがあきない様にいろんな内容で、大人も楽しかったです。
子どもが眠くなっていたので、もう少し早めの時間だと良かったです。
・人見知り中の息子連れでしたが、彼なりに楽しんでいたようです。親の方が良いリフレッ
シュなったかもしれません。ありがとうございました。また参加したいです。動かしていま
した。ありがとうございました。
・お歌やダンスが大好きなので、とても楽しんで身体をうごかしていました。
つくばみらい市のリトミック教室 私たちが幼児教室にこだわる訳
ヒューマンベイシス(リトミック)クラス、ダンスクラス、ミュージカルクラスを担当している美穂先生は、劇団四季やテーマパークなどで踊っていたダンサーでした。舞台にも多数立って来ています。それらの舞台は、全て、書類審査を含めたオーディションが通らなければ立てません。その経験の中で、オーディションに受かるためのコツやポイントなども色々と知っています。
もちろん、プロの舞台に立つことを目指している生徒さんを教えることを中心にレッスンして行ける先生です。
その様な生徒さんも受け入れ、指導していますし、オーディション対策クラスもあります。そして、生徒さんたちは、それぞれの目標をクリアし、夢を叶えています。


それと並行して、ヒューマンベイシス(リトミック)クラスも担当しています。
スタジオでのレッスンが始まって5年が過ぎ、ヒューマンベイシス(リトミック)クラスを卒業した生徒たちが、ダンスやピアノ、ミュージカルのクラスのレッスンを受ける様になって、0歳から3歳までのレッスンがいかに大切か、実感しているからです。
美穂先生は、オーディションに受かってプロとして舞台に立つために必要な多くのことが、3歳までのレッスンで培われることを、今、痛感しています。
それらは、私たちとの出会いが早ければ早いほど、子どもたちの心と体の芯の部分に宿るのです。
とっとちゃんの学校でも知られるトモエ学園の校長だった小林宗作先生(ダルクローズから直接リトミックを学んでいる音楽教師)は、「教育は、20年先を見据えてなされるものだ」と、おっしゃっていらしたそうです。
ヒューマンベイシスクラスのレッスンは、正に、目先の「目に見えるもの」ではなく、将来につながっていくものを子どもたちと共有しているのです。
まだ、Factory of Dreamsで学んでいる生徒さんたちの20年後は来ていませんが、5年の間にここで学んだことは、確実に未来につながっていくということが私たちには見えています。
なぜなら、20年前にクリエ音楽教室で学んでいた多くの生徒たちが、音楽を深く理解し楽しめる感覚やスキル、そして感じる心が育っている、人としてしっかりと育っている姿を見せてくれているからです。
そして、プロになりたいと思った時に、その夢が叶えられている姿を見せてくれているのです。
20年先を見据えて、目には見えないけれど大切なことを求めながら、私たちは、ヒューマンベイシスとしての幼児教室のレッスンにこだわり、日々臨んでいるのです。
リトミックって何ですか?②
以前、リトミックって何?という記事を、このコラムに書きました。
そこで、私は、「リトミックとは、音楽・ダンス・演劇など、体を使う芸術表現への考察や提言と言ったら良いでしょうか。」と書きました。
今日は、ダルクローズの「リズムと音楽と教育」を訳した板野平先生の、この訳書の冒頭にある、「訳者序」から、少しご紹介したいと思います。
まず、ダルクローズを、こう紹介しています。
“著者のエミール・ジャック・ダルクローズは、1865年にウィーンで生まれ、1950年にジュネーブで没するまで、音楽、舞踏、演劇など芸術の多分野にわたり、また、作曲家として、リトミックの教育法創案者として、多岐にわたり天才的でエネルギッシュな業績を残した人である。シャンソン、音楽劇、室内楽曲など多数作曲するかたわら、殆ど全ヨーロッパにわたって、音楽会、あるいはジュネーブ音楽院教授として音楽理論、ソルフェージュなどの公開教授にあった。”
更に
“わが国においても、大正初年、作曲家山田耕筰(*1)がこのリトミックに注目し、自らリトミックを習得し、西洋音楽を日本に紹介し理解させるためにはリトミックの研究が重要と考え、導入したようである。日本人としてリトミックを研究した最初の人は、おそらくこの山田耕筰であろうと思われる。ついで伊藤道郎(舞踏家)、小林宗作(元国立音楽大学講師)(*2)、天野蝶(東京女子体育大学教授)(*3)の各氏がダルクローズ教育の普及に尽力され、現在に至っている。”
と日本での普及のきっかけを述べています。
翻訳の意図としては、
“(前略)全国的にリトミックが普及されつつあり、実践的内容ばかりでなく、リトミックの教育的、芸術的理念、理論を知ろうとする人々に少しでも応えたいということと、そして私自身、リトミックがただ単なる教育上の方法ではなく、その背景に広大な理念、精神が流れていることを常々強く感じていたため、その内容を、ダルクローズ自身の著作に正しく当たってみたいとの希望を持っていたことにもよるのである。”
リトミックの普及や現場の状況や展望については、こうも語っています。
”必ずしも正しくリトミックが実施され、理解されたかどうか。ひとつには、リトミック教育では指導者に決して高い技術を要求しないとしても、高度な音楽性、芸術性、特に想像力と教育的センスを求めるため、正しい実践、理解という点では、まだまだ理想的には普及されていないのかも知れない。またこの論文集でも随所に散見できるように、リトミックは人間の外的表出力ばかりでなく、内面的感覚機能の鋭敏化とか発達などを求めていくこともあって、リトミックの教育課程を理解とか把握し難い面もあるものと思われる。“
そして、この「訳者序」の最後には、こう書かれています。
”心理学的、生理学的観点にもたっているこのリトミック教育は、今後ともわが国の学校教育その他の分野で素晴らしく貢献するものと確信するが、本書は、音楽家とか音楽教師だけでなく、舞踏家、演劇家、また家庭にある人においても人間としての教育に深い示唆を与えるものとして熟読玩味するべき書である。“
これを読んだだけでも、少しばかりの方法論を学んで、安易に「リトミック教えます」とは言えなくなりますね。(ため息)
ダルクローズの他の著書も含めて、「幼児教育」特に、3歳くらいまでの教育に限定して書かれているものを私は知りません。
一つ挙げるならば、この著書の中に、「音楽とこども」という項目があります。ここには、ピアノを習い始める前の子どもたちに必要なことが書かれています。
Factory of Dreamsのレッスンが、ダンスやピアノやミュージカルのレッスンを受ける前に、是非受けて欲しい「ヒューマンベイシス」でレッスンしていることと一致します。
しかし、これは、ダルクローズが「リトミック」と称して述べていることの本当に本当に一部にしか過ぎませんんので、やはり、私たちは、0歳児から3歳児(4歳まで)のレッスンは、ヒューマンベイシスと呼びたいのです。
板野先生が述べている「教育的、芸術的理念、理論を知ろうとする人々」の一部でありたいと願っているFactory of Dreamsのスタッフたちは、リトミックの本質的な学びを強く求めています。
もしも、学べる機関などご存知の方がありましたら、是非、お知らせ頂きたいです。
私たちは、ダルクローズの時代には解明されていなかった、「人間は、人生の中の初期の段階(幼児期)に脳が発達してしまう」ことも学び、参考にしながら、方法論を構築しています。
ダルクローズの研究と実践は。彼が大学で教えている中で、「学生たちが和声が苦手(別の機会にこのお話もしたいです)」であることから始まったそうです。
その対象が大学生から始まったのですね。
実は、私たちも、それと同じ様な経験をしています。
それらが、脳科学的な見地に立った幼児教育、表現教育についての模索につながっていきます。
これらもまた、別の機会にお話いたしましょう。
やはり、「リトミックとは、音楽・ダンス・演劇など、体を使う芸術表現への考察や提言」であって、幼稚園に入る前の習い事ではないのですね。
*1 山田耕筰:赤とんぼ、この道などの作曲者。西洋音楽の普及に努めた
*2 小林宗作 トットちゃんの恩師でもある
*3 天野蝶 天野式リトミックで知られる
つくばみらい市の幼児教室(リトミック) 先生が与える音楽
少し前に、3歳~4歳の習い事という所で、「良く聴き、合わせる」というお話をしました。
ここで問題なのが、子どもたちに与えるべき音楽です。
私たちのホームページを良くご覧になって参考にしてくださっている先生方も多いようですので、そういう方の参考に、また、保護者の方々には、教室選びの参考になれば幸いです。
というのは、音が出ていれば何でも良いという訳ではないのです。
幼児は、コンサートの入場制限もありますし、なかなか生の演奏を聴く機会がありません。
ですから、毎回のレッスンで聴く「音」は、とてもとても重要なのです。これからの人生を左右するくらいに。
音感覚が出来上がってしまう幼児期に耳にする先生の弾くピアノや歌う歌が、生の音楽経験の殆どなのです。
この事実を、特にリトミックや幼児教育に携わる先生方には十分に心して頂きたいのです。
「良く聴いて」という音楽が、上質でなかったら、残念な結果になってしまいますからね。
更に、それに合わない動きを何となくしていても違和感がないなどという様なことは、避けたいですよね。
保護者の皆様は、体験レッスンに参加なさった時に、先生のピアノや歌が心地よいか、また聴きたいなと思うかは、大きな判断基準になります。
大切なお子様の将来のために、是非、良い音楽に触れられる教室をお選び頂きたいと思っています。
そして、先生方への提言です。
まず、先生のピアノが一定のテンポや拍子の中で演奏されなければなりません。
何しろ、人生で初めての生の音を与える先生ですのでね。
そして、音の配置にも気を配りたい所です。
特に左手が、密集配置で、ガシャンとならない様にしたいものです。
ピアノが弾ける先生であれば、是非、ショパンの楽譜などを見て、参考にしてくださいね。
以下に、楽譜を上げてみますね。


ベースと、それ以外の音は、離れていることに気づかれることでしょう。
特別な効果を出す以外は、低い音は乖離配置もしくは、それ以上に離れています。
ショパンと同じにいかないまでも、大いに参考になりますね。
4分音符や2分音符でしたら、左手は、オクターブか単音で弾いて、右手で音を重ねるのも、美しく響くコツです。
もう一つ、アーティキュレーションと言いますか、レガートなのか、スタッカートなのか、マルカートなのか、音のエネルギーがどう次の音につながっているのかを、自らが体の中で感じてアウトプットしなければなりません。
子どもは、それを聴いて感じて動く訳ですから。
先生方には、美しいピアノと歌を是非提供して欲しいと願っています。
軽やかで美しい音で、ステップ伴奏が弾ける様になりたい、借用和音や転調の仕方や色んな調で弾けるようになることを学びたい、色んなジャンルの音楽が演奏できる様になりたい、逆にシンプルでも生きた演奏をしたい、その様な向上心のある先生が、このコラムをお読みくださったら、是非、勉強してください。
勿論、いつでも、喜んでお教えいたします。
子どもたちの音感、リズム感、そして音楽的なセンスは、私たち与える側の技量やセンスに委ねられているのです。
ここが、それぞれが表現者として活動してきた私たちが、幼児教育に力を注ぐ理由でもあります。
3歳から4歳の時期の習い事
今回は、3歳から4歳になる年齢の、3歳児クラスについて、ご紹介しましょう。
年少さんのこの時期、何か習い事を始めたい、と、考えるご両親も多いのではないでしょうか。
Factory of Dreamsはダンス、ピアノ、ミュージカル、そしてアートと、沢山の表現芸術を学ぶクラスがあります。
これらのレッスンを始める前に、是非、受けて頂きたいクラスが、ヒューマンベイシスクラスです。
何故なら、その後の表現力の大きな素地となるからです。
0歳から2歳くらいまでは、聴こえてくるものに合わせて体を動かしたり、リズムをたたいたりしてきます。
3歳児のクラスは、聴いて合わせることを沢山していきます。
楽しい雰囲気の中で、しっかりと「聴く」力を育てるのです。
何となく聴くのではなく、良く聴くのです。そして、良く合わせるのです。かなり徹底して、これを行います。
ここが、Factory of Dreamsのレッスンの特徴の一つです。
音感もリズム感も表現力も、しっかりと身に付きます。
そして、その上のクラスに行ったときには、ダンスやピアノが、みるみる上達していきます。
主体的に楽しく表現できるので、更に上達していきます。
Factory of Dreamsの3歳児クラスのレッスンは、1年間での到達目標を明確に挙げています。
ビートに合わせて体を動かしたり、歩いたり楽器をたたいたり出来るようになる。
スキップやケンケンが出来る様になる。
ステップが踏める様になる。
拍子の聴き分けが出来る。
リズムのまねっこが出来る。
カノンや複リズムの2つ以上の音の中での聴き分けが出来る。
5指が独立して動く様になる。
他にも沢山到達目標があります。
ほぼ全員が、その目標に到達できるのは、一つずつ、少しずつプロセスを踏んでレッスンしていくからです。
そして、きめ細かく対応出来る指導者がいるからです。
素晴らしいカリキュラムがあっても、日々の子どもたちの様子を把握して臨機応変に対応出来る、工夫しながらレッスン出来る、そういう良き指導者がいなければ叶いません。
大学で専門教育を受けたり、どこかで資格を取るだけでは、良き指導者とは言えません。
子どもたちをよく見、判断し、経験を積んでいくことが大切です。
常に、疑問を持ち、興味を持ち、学び続けることも必要です。
そして、何よりも、子どもたちを愛することです。
愛があっても方法がなければ教育は出来ませんし、方法があっても愛がなければ、これもまた、子どもたちは育ちません。
私たちは、子どもたちの育ちを長いスパンの中で見ています。その中で、「今、何が大切か」を見て日々のレッスンを組み立て、臨んでいるのです。
それぞれがプロの表現者として活動してきた私たちが、人を育てる中で辿り着いた所、それが、ヒューマンベイシスのカリキュラムです。
実は、成果が見えにくいこのレッスン、なかなか理解が得られないのですが、その先のクラスに進むと、「何を得て来たのか」やっと見える様になります。
でも、タイムマシンは無いので、時間を巻き戻すことは出来ません。
この記事を目にされた方は、是非、ヒューマンベイシスの体験レッスンをご検討ください。
つくばみらい市 リトミック(ヒューマンベイシス)クラスの創作 大きな木

これは、ヒューマンベイシス(リトミック)クラスのお友だちの作品です。
大きい模造紙2枚分の大作です。
下の写真は、一心にハサミでチョキチョキしている2歳児クラスのお友だち。


更にその下は、3歳児クラスのお友だち。

皆で大きな木になって、沢山の葉っぱをピアノに合わせて、ヒラヒラとした表現の後で、
「みんなも葉っぱを切ろうか」と、好きな色、大きさ、形の葉っぱを、年齢に合わせたやり方で切りました。
次のレッスンでは、大きな木の好きな場所に、それぞれが切った葉っぱを貼りました。
1歳児のクラスが葉っぱを貼った時は、こんな感じでした。

全クラス合わせると・・・・・
冒頭の大きな木になったのです。
そして、アートクラスのお友だちの落ち葉のリースとコラボ。
玄関に貼られた大きな作品は、圧巻です。
一人一人が小さな手で切っている時には想像できなかった作品になりました。
こんなダイナミックな経験が出来るのも、とてもすてきですね。
1歳~3歳のクラスでは、体や手を使うことで脳を多いに刺激するレッスンをしています。
その中で、心も沢山動かしていきます。
ヒューマンベイシスのレッスンを経験して、1年生になっているお友だちのお母さまが、こんなことをおっしゃっていました。
「表現力がありますね。何をやって来たのですか?って、色んな所で聞かれるんですよ。ヒューマンベイシスのレッスンはすごく良い経験だったと、今になって、思います。」
と。
その時には、形として見えないけれど、確実に子どもたちを育てていくレッスン。
それが、私たちが提唱している、この、ヒューマンベイシスなのです。
リトミックの論文が書かれたダルクローズの時代には、まだまだ、4歳くらいまでの脳の発達については研究が進んでいませんでした。ですので、脳科学的な見地に立ったレッスンは、やっぱり、ヒューマンベイシスと呼びたいのです。
つくばみらい市のリトミック(ヒューマンベイシス)教室 2か月のお友だちのレッスン
私たちが舞台を作っている劇団クリエつくばの創設以来の参加者(当時は中学生)である、大西衿沙さんが嫁ぎ先の大分から帰省していました。
せっかくだからと、生後2か月のN君を連れてレッスンに来てくれました。
0歳児のクラスは、4カ月以降から参加するお友だちが殆どなので、2か月のレッスンは、初めてです。
音楽を聴いたり、音楽の中でカラフルなスカーフの動きを眺めたり、マッサージをしたり、とても気持ち良さそうに過ごしてくれました。
写真を見ると、話しかけてくれる美穂先生の方をじっと見ています。

まだ、はっきりと見えないかもしれませんが、優しい声がする方を見ることで、視覚の発達も促されることでしょう。
聞こえる声とその人の形と触られる感触と、きっとその人の匂いも含めて、それらは良い刺激となって心身の発達を促し、様々な物への興味にもつながっていくことでしょう。
モーツアルトの音楽は、胎教に良いことは、良く言われますね。1/fの揺らぎが良いそうですね。
牛の搾乳時や鰹節の熟成時にもモーツアルトの音楽を聴かせる話を聞いたことがあります。植物の成長も促すそうです。
N君にも、モーツアルトをピアノで弾いて聴かせました。とても気持ち良さそうでした。
ついでにと、ギロックの「秋のスケッチ」も弾きました。
すると、N君は、メソメソしてしまったのです。
センチメンタルな感じの曲に、モーツアルトとは違った反応をすることに、とても驚きました。
ゆったりとしたN君との穏やかな時間に、私たちにも沢山の癒しを頂きました。

私は、母が子守唄を歌うとメソメソして寝なかったそうです。
そして、ジャズを聴かせると、安心した様に眠ったそうです。
今でも、題名は知らないけれど、ビッグバンドジャズの曲を沢山知っています。
そんなこととも重なりました。
孫のRは、生まれて間もない頃、Take6のCDを流すと、うっとりと聴いていました。
それは、彼女がお腹の中にいた時に、母である私の娘がライブで涙を流した曲です。
お腹の中でRはどんな思いで聴いていたのでしょうね。
赤ちゃんはママのお腹の中にいるときも、生まれてからも、周囲の環境に左右されて育つのですね。
どの子どもたちの耳にも、爆音ではなく、心地よい音楽が届くことを願わずにはいられません。
みらい平の幼児教室 2歳児のクラス
これは、ヒューマンベイシス(リトミック教室)2歳児のクラスのお友だちの「作品」です。

どれもみんなすてきでしょ。
スタジオには、まだ指が良く動かない2歳児ためのハサミ、自分で切れる様になってきたけど安全に留意が必要な3歳児のためのハサミ、そして、幼児用、小学生用と年齢に応じたハサミが用意されています。
4月の1回目のレッスンでは、2歳児用のハサミを使ってチョキチョキと切りました。
2回目のレッスンでは、丸、三角、四角の絵本を見て、ミシン目のついた紙を手でちぎってみました。意外と手先の力や集中力が必要です。
そして、いよいよ3回目のレッスンで、好きな色の画用紙にそれらを貼りました。
先生方は、最低限の手助けのみで、優しく見守ります。
私たちが子供に言ったのは、「この間切ったのを貼ってみようか」
これだけです。
切る紙も貼る台紙の紙も、好きな色を選びます。
見守っていると、実に自由に楽しげに創作活動が進められるのです。
上手な作品にするための手法は、小学生になって、「イメージしたものを、どうしたらより良い形に出来るか」を求めたときに、学べば良いのです。
幼児期のアートは、もっと自由で良いと私たちは思っています。
いえ、自由であるべきだと思っています。
ニューヨークでジャズピアニスト・作曲家として活躍している教え子のみぎわさんが、スタジオでライブをしてくれた時、子どもたちにこんな話をしてくれました。
「日本ではねえ、ヒトと同じことをするのが大事だけど、ニューヨークでは違うことをするのが大事なの」
アートや芸術は、社会のルール(バイアスも含めて)とは別の所にあるからこそ、貴重なのですね。
時々、勘違いしている方もいますが、アーティストたちも法律や決められたことは守るべきですよ。(おかしいと思ったら声を上げるべきですけれどね)そして、他の人への配慮も必要ですよね。
芸術に必要なことは、心と感性がどれだけ自由で豊かで、なおかつそれを表現する手段を持っているかだと思うのです。
「わがFactory of Dreamsの小さなアーティストたちよ!
理性を備えながらも、この自由な心と感性を失わずに、大きくなっていって欲しいなあ。」
貼られた作品を見て、そう願った講師陣でした。









